株 式会社 ウィズダムテック
WisdomTeX, Inc.





第 二回 対数の発見と計算機の登場
Enter Prise Vol.3 March 2005 pp.62-69


今回は,対数の発見で有名なジョン・ネピアの業績と人物像をとりあげ,計算機の発展にどのように対数が影響 を与えたかについて摸写してみた.


(クリックして拡大)

(クリックして拡大)

シッカートの計算機に関する追加情


シッカードの計算機をJava3Dのアプレットで再現したものが、

http://www.gris.uni-tuebingen.de/projects/schickard/WSApplet.html
にある。シッカードの計算機は、たてのシリンダにいくつかのネピアの棒の数字がかかれており,部分積を加えるためのダイヤルを組み込んでいる.

 


 

復元されたSchickardの計算機

http://www.gris.uni-tuebingen.de/projects/schickard/index.html より)

 

Schickardの計算機のJava3Dのアプレット

http://www.gris.uni-tuebingen.de/projects/schickard/index.htmlよ り)

 

こ こで,このアプレットを使ってシッカードの計算機の計算方法を説明しよう.シッカードの計算機を使って2435×27を計算する.まず,下図 のように計算機の頭の部分のダイヤルを回して(クリックすると数値が一つ増える),2435にする.


上部のダイヤルを回して2435を入力

7 番目を左にシフト
すると,上図のように7番目の棒を左にずらすと

 
 

と いった数字が現れる.これは,下の部分のダイヤルを回す回数を意味している.ここで,次のように下のダイヤルを回す.一番右側のダイヤルを5回,右から 2番目のダイヤルを3回,さらに,右から2番目のダイヤルを1回,3番目のダイヤルを2回,次に,3番目のダイヤルを8回,4番目のダイヤルを2回,最後 に4番目のダイヤルを4回,5番目のダイヤルを1回.すると,下の図のように17045という数字が現れる.これは,2435×7の答えに なっている.

 

17045の数字が現れる(2435*7)
 

次 に計算するのは,2435×20ということになるので,2番目の棒を左にずらすと, 



という数字が現れる.ここで,2ではなく,20を掛けるので,一つ左側のダイヤルを回す.つまり,左から3番目のダイヤルを1回,さらに,3番目のダイヤ ルを6回,4番目のダイヤルを8回,5番目のダイヤルを4回だけ回す.すると,65745という数字が現れ,これは,2435×27の答えに なっている. このようにシッカードの計算機では,ネピア棒による計算とダイヤルによる部分積を加算するメカニズムが搭載された計算機となっている.

 このアプレットを動かすためには、WebブラウザでJava3DのプラグインとVRMLのプラグインを必要とします。実際に動かしてみるとダイヤルを回 すガシャガシャという機械の音や,シリンダを回すミシミシという音も再現されており実際の計算機の動きを見ることができる.


本文中で参照されているリンク等





※ 本サイト及び内容等へのお問い合わせは, webadmin@wisdomtex.com までお願いいたします.
Copyright, WisdomTex, Inc. Meguro Meguro-ku, Tokyo, Japan. All rights reserved.  Copyright,株式会社ウィズダムテック